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2007.09.28

あり得ないものを………。

昼過ぎの通りは、活気に満ちあふれていた。いつもよりちょっと、遅めの食事を採るため車を走らせる。

白石区に入り、東札幌辺りに差し掛かった。
いつもの通り慣れた道は平穏さを保っていた、一部を除いては。

交番の向かいには公園があり、横には畑があった。
その畑の中………。

車が通る道路からは5〜6mといった距離だろうか、一人の成人男性がその場にしゃがんでいた。
年齢にして20歳前後。身なりは普通で、短めの髪型をしていた。

普通なら軽く見過ごすのだが、今回は一度見過ごした後我が目を疑った。

「おい、マジかよ?」助手席に無口で乗っていた人間が、久しぶりに発した言葉。
畑の中の彼の下半身は紛れもなくズボンを下ろした状態だった。
車が進む度にアングルが正面から横向きに見えているが、シルエットは猿から進化したはずの人間にあるはずがない尻尾状のモノが約15センチ程突起していた。

まあ、文章を読んでいる途中で察しがついた人もいるだろうが、所謂成人男性の『野○ソ』である。

なぜ?という疑問が次々と浮かび上がる。
隣は交番、向かいには公園もちろんトイレはある。
しかも敢えて畑の道路寄りの場所で、一切人目を気にする素振りはなく、むしろさりげなく彼はそれをやってのけた。
あまりにも当然という様な堂々として態度。

結局、そこから目を離せなくなり一部始終を見てしまったが、彼は用をたした後その尻尾がなくなった所を拭く素振りも見せず、躊躇せずに白いズボンの様なものを履いた。
よく見るとそれは『ももひき』の形をしていた。
「パンツは?」
すかさずツッコミたかった。

白昼堂々とした『あり得ないモノ』に戸惑い、写メもムービーも撮れず何も出来なかった俺・・・・・・。
彼を思えば自分が普通の人間に思えてきた・・・・。

~完~

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2007.09.16

8月14日は・・・・~第3章~

『古き良き時代』………。
そんな時代のナンバーを中心にレパートリーを持つDRCバンド。
今回は『飛び入り出演』という事もあり、時間の関係上4曲だけを演奏する事になった。
曲と曲の間には他愛もないM.C.。
酔っていたのか暴走しはじめるヒガシコクバル。
すかさずドラちゃんから『ハウスッ!』と、叱られる。
その場にしゃがみこみおとなしくなるヒガシコクバル。

心の通うメンバーならではのM.C.が盛り上がる。

ギターの音色はクリアーなまま解放弦からブラッシングをしながら、『悲しき街角』のイントロが始まった。
曲のタイトルよりもサビを聞いたら誰でも知っているフィフティーズの王道。

歳を重ねてきたと見受けられるゲストが口ずさんでいる姿が視界に入る。
これも演奏する者の喜びの一つである。
ただ、現状ギター、ベース、ドラムというシンプルな構成のこのバンド。
鍵盤のソロのパートをただギターで演奏をしたってつまらない。
試行錯誤を繰り返した結果、エフェクターの力を借りる事にした。しっかり『鍵盤の代役』という役目を果たしてくれた。

またまたM.C.。
この頃には大分、演奏者とゲストの距離は縮まってきた様子。
会場内に笑いが飛び交う。

あっという間に後半戦。

あーちゃんのボーカルで『キッスは目にして』が演奏された。

これも鍵盤、サックス無しなのでギターでなんでもやらなければいけない。

イントロの鍵盤のフレーズ、サックスソロのフレーズ。

誰もが知っている曲ゆえにただコードをかき鳴らすだけのギターソロではつまらない。

さすがに有名なナンバーだけにゲストの反応も悪くない。

あーちゃんの伸びやかな歌声がバンドに華を添える。

イントロ、コーラス、バッキング、ソロ、エンディング・・・・・1人5役のドラちゃんはすでにいっぱいいっぱい。

しかもイントロやソロとバッキングの音量は足元で調節する。

まあ、何度も演奏してきた曲なので何とか役目は果たせたと思う。

ふとステージサイドを見るとタイゾー君が踊っている。

しかも革上下で。

やはり言うまでもなく暑いだろう。

時間が経つのは早いものでラストの曲。

なんだかんだ言っても俺たちはロケンローラー最後の曲はバラードでは終えられない。

もちろん、ロケンロー!

ギターの音色はGT-ODからOD-9pro+(MOD)に替え、枯れたようなウォーミーなサウンドに変わった。

後にプロのギターリストに褒められたくらいにして。

内心は「あったりめーだろぉ、どんだけ苦労してこの音作ったと思ってんだぁ。マルチで済ませているやつには出せない音だよ!」と、思いながらも口から出てくる言葉は「本当ですか、ありがとうございます。」

本音と建前の世界で行き続けるロケンローラー。

またもやM.Cではヒガシコクバルが大暴走。

館内に響き渡る「ハウスッ!」の叫び声。

シャガミコムヒガシコクバル。

さて、いよいよラストの曲。

R&Rには欠かせないエディ・コクランのナンバーから『ジニ・ジニ・ジニ』

文句なしのロケンロー、一気に完全燃焼。

こうして、飛び入りDRCバンドの演奏は終了した。

時間の関係上曲数は少なかったが、十二分の満足感を得られた。

DRCバンドはお店以外では始めての人前での演奏。

お盆で集客は少なめだったが、俺たちの夏休みは忘れることの出来ないものになった。

8月14日は・・・・・~完~

またの機会に8月14日は・・・・・~打ち上げ編~を日記にします。

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2007.09.02

8月14日は………。〜第2章〜

冒頭に大変多忙な1週間だったため、更新が遅れた事をお詫びします。

〜第2章〜
俺たちはY'sの演奏を『ツイスト』という形で応援した。
もちろん冷房が効かない中だったが、そんなの関係ない。
革ジャン・革パンを纏っている彼らの方が遥かに暑いのだから。

2曲程踊り終え客席に座っていると、黙っていても汗が吹き出してくる。
飲み物を手に取る回数が増える。

Y'sのステージが終了した。
と、ここでセイイチ氏が登場。
事前に打ち合わせ済みの様子で、飛び入りで唄を歌うらしい。

バックバンドは引き続きY'sのメンバー。

ギターの音色は歪みを増し、時代の流れを表現していた。
セイイチ氏によるやけに低姿勢のトークで演奏が始まった。
このスペシャルゲストを楽しみでここに来てくれている人もいるらしい。

アツい男によるアツいステージが繰り広げられた。
客席まで熱気はその勢いを損なう事なくそのまま伝えられた。


完全燃焼。


そんな満足毛な表情でセイイチ氏はステージを後にした。

飛び入りゲストによるステージの時間が設けられていた。
ネコさんも自慢の喉を披露する。
艶やかで延びのある歌声が印象的で、初めて聴く者をも魅了していた。

インターバルを置き、飛び入りゲストとしてな、なんとDRCバンドが演奏をした。
いつものドラムが仕事の都合でこれなくY'sのジュンイチ君を借りて………。

いつも以上に緊張しているジュンイチ君。
いつになくアルコールも控え目。

泥酔状態の東国春の太く確かなベース音が刻まれ演奏が始まった。
1フレーズを遅れジュンイチ君のスネアが場内に響き渡る。
あーちゃんの伸びやかな歌声が流れ出す。
ドラちゃんのギターが心地よくカッティングを刻む。

初めての出張ステージ。
いつも店で演奏をしている環境とはうってかわり、しかもドラムもヘルプでお願いしている。

そんな中、4人はそれぞれの役目を果たしていた。
『恋はあせらず』………、言わずと知れたダイアナ・ロスの代表的なナンバーである。

この手の曲は楽器それぞれのバランスも重要で、どれかが足りなくても寂しくなるし、どれかが大きくても邪魔になってしまう。
ギター、ベース、ドラムというシンプルな楽器構成。

序曲にふさわしい軽快なナンバーがキマった。

〜第3章〜へ続く。

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