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2007.12.31

俺たちIMAGE DOWN~第3章~

タカハシのドラムが会場に鳴り響く。

お決まりのリズムは聞きなれた『B・BLUE』のイントロ。

事前の打ち合わせでこのドラムに合わせてヒムロが入場する。

打ち合わせ通りにイントロが始まる。

緊張のあまり自分のアンプのスイッチを入れ忘れるマツイ。

多少のトラブルは乗り越えてなんぼのもの。

スポットを浴びヒムロが歌い出す。

この日のために何度もDVDを見て動きを研究した。

そのためには自分を捨てないといけない。

最初のブレイクで決めのポーズをとる。

幸いにもスポットのせいでゲストの顔はあまり見えず緊張というものには襲われなかった。

タカハシが繰り出す安定したリズムにマツイのビートが乗っかる。

そのサウンドにホテイのギターが潤いを与える。

初Liveを感じさせないバンドの出来に心の中で喜ぶ。

サビのところではゲストにマイクを向ける。

歌ってくれようが、そうではなかろうが一切気にしない。

なりきるほうが大切だ。

リハのときに決めていた位置に視線を合わせ80%ヒムロになりきった。

曲の最後にはヒムロお決まりのポーズでキメる。

1曲目が終わり2曲目の『マリオネット』につなぐ。

DVDで見たようにしゃがみこみながらの歌い出し。

課題であったマツイのスムーズな運指は練習の成果を見せていた。

ホテイの軽快なリフは心地の良い歪みで弾んでいた。

タカハシの安定したドラムはいつも以上に前に出て、サビの部分を口ずさんでくれる姿は本物と重なって見える。

2曲目が終わり1度目のM.Cになった。

「俺たち、80%ボウイコピーバンド IMEGE DOWN(DOWN,DOWN,DOWN)」

「今は幻となったドラゴンロックカフェから生まれたバンド 俺たち、80%ボウイコピーバンド IMEGE DOWN(DOWN,DOWN,DOWN)」

「完成度も80%」

「最近、不覚にも風邪を引いてしまい喉の調子も80%」

「そう、俺たち、80%ボウイコピーバンド IMEGE DOWN(DOWN,DOWN,DOWN)」

「あれ、外雨降っていた?」

「確か、今日の降水確率は50% 俺たち、80%ボウイコピーバンド IMEGE DOWN(DOWN,DOWN,DOWN)」

「先日コンビニで缶コーヒーを買った。ジョージアのエメラルドマウンテンブレンドだ。すると、それがロング缶になっていた。同じ120円なのにだ。缶には30%増量と書いてある。俺たち、80%ボウイコピーバンド IMEGE DOWN(DOWN,DOWN,DOWN)」

「人間は潜在能力の30%の力しか出すことが出来ない。だが、北斗真拳は残りの70%を引き出すことが出来る。でも俺たち、80%ボウイコピーバンド IMEGE DOWN(DOWN,DOWN,DOWN)」

「焼肉の昌苑は50%OFF。でも俺たちは80%。」

「イモ欽トリオは100%片思い。でも俺たちは80%」

「カルロス&オメガトライブは1000%。でも俺たち、80%ボウイコピーバンド IMEGE DOWN(DOWN,DOWN,DOWN)」

演奏技術の向上よりも笑に重点を置く。

こすいやり方だ。

でも、それが俺たち80%ボウイコピーバンドIMAGE DOWN(DOWN、DOWN,DOWN・・・・・。)

~続く~

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2007.12.23

ちょっと、ここいらで

ここいらでライブリポートを一休みして、読み物をひとつ。

まあ、もうすぐ今年も終わるわけだが、後半はあまりブログの更新も出来ずつまらないブログになりかけていたと自分でも反省している。

そんな最近だが、意識して続けていることがある。

あまり聴きなれない言葉だが「恩送り」と、いうものがある。

よく聴くのは「恩返し」。

その名の通りお世話になった方へお返しするというヤツ。

普通の神経の持ち主だったら、当然お世話になったらお礼も言うだろうし、行動で返すものもいる。

もっとも最近はそれすら出来ない人間が増えているが・・・・・。

昔、本当にお世話になった方がいる。

いつも食事をご馳走になり、お土産を持たしてくれる。

もちろん、それ以外にもたくさんお世話になったが。

ただ、その方は俺よりもずっとずっと年上でもちろん生活水準が違う。

仮に俺がその方にお返しをしたところで、気持ちは伝わるかもしれないがその方にしてあげられることは本当に些細なことである。

そこでこの「恩送り」。

お世話になったその方に直接返すのではなく(もちろん返しても一向に構わないが。)、自分が何かをしてあげたら充分に喜ばせて上げられる方へ送るというもの。

それはお世話になってすぐでなくても構わないし、自分がそれ相応の生活水準になった時に同じように後輩たちの面倒を見る・・・・等。

なかなか出来そうで出来ないこの恩送り。

カッコつけるつもりは無いけど、これを意識して生きています。

最近、くだらない日記が多かったのでたまには人のためになる一言を。

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2007.12.16

俺たちIMAGE DOWN~第2章~

そもそも、このバンドの目的というものが明確であるということ。

その根源が全てを関連させ動かしている。

大抵のバンドは『自己満足』の度合いが高い。

もちろん、IMEGE DOWNにしてもその要素を含んでいるが、まずは見てもらうゲストが楽しんでくれる事を一番に考える。

一部の人しか知らないマニアックな選曲やただ演奏がうまいだけではゲストは楽しまない。

そのために衣装、小道具、M.Cに至るまで何日も掛けて構想を練ってきた。

勝手な意見かも知れないがただBOOWYの曲を演奏するだけのバンドではつまらない。

どんなそっくりに100%コピーしたところでゲストの満足度は100%まで満たない。

なんたって、BOOWYはあまりM.Cで話もしない。

あまりイメージを崩さず、楽しめるM.Cを考える。

誰もゲストのいない練習スタジオで本番さながらのM.Cのリハーサルも行った。

練習を始めた当初、山積みになった課題を各自持っていた。

【ベース マツイの課題】

もともとギターリストなのでベースのフレットの幅を押さえる感覚や、強いダウンピッキングの習得、知っている曲とは言え曲の進行を再度頭に叩き込む。

楽器等の機材や衣装の用意。

早い運指とリズムに乗せた弾き方の習得。

表現力の習得。

【ギター ホテイの課題】

テクニックは持っているが、曲を途切れ途切れで覚えているため曲全体を通して弾くという事。

動きをつける事。

楽器等の機材や衣装の用意。

滑らかに弾く事。

【ドラム タカハシの課題】

こちらもテクニックは持ち合わせているが、正直BOOWYを聞いたことが無いためまず曲を覚える事。

それぞれ曲にあったテンポの習得や、カウント等を決め曲と曲の間をスムーズにする。

衣装の用意。

見せ場の演出方法。

【ボーカル ヒムロの課題】

声量の無い声をカバーする歌い方の習得と全体のバランスの調整。

会場選びとポスター等の作成。

バンドのキャッチコピーや詳細の決定。

全体的なイメージ作りと、方向性の見極め。

ゲストを楽しませるM.Cの工夫。

衣装の作成。

選曲、及び曲順・進行。

地毛でヘアスタイルを作るため、髪を伸ばす事とダイエット。

こんな山積みの課題を抱えたまま時間だけが過ぎ去っていった。

泣いてもあがいても今日が本番。

間違ってもしらけても自分たちが楽しむことにした。

さあて、20:00を回りお店がOPENした。

ちょっと早めにマイミクでもあるふぅーさんが一番に応援に来てくれた。

が、待てど待てどなかなかゲストが現れない。

20:30を回ってもゲストはふぅーさん一人だった。

不安を隠しきれないメンバー、4回のエレベーター前で時間をつぶし上階で止まっているエレベーターを何度も1階に戻す。

だが、Live開始時間が近づくにつれそんな不安も薄れゲスト達で席が埋まっていった。

最終的には幸いにも満席状態。

開始予定の21:00になったが来ると言ってまだ来ていないゲストのためにも、10分遅れのスタートに急遽変更した。

ヒムロもメイクをキメる。

5分前となりメンバーが楽器のスタンバイを行い、スタンバイを終えたマツイが合図をしに来た。

いよいよ待ちに待ったLiveが始まる。

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2007.12.05

俺たちIMAGE DOWN~第1章~

小雨が雪に変わり、冷たい風が頬に突き刺さる。

ここはすすきののとあるお店。

外の気温に関係なくここはアツかった。

今日は今では幻となってしまった『ドラゴンロックカフェ』から生まれたバンド『IMAGE DOWN』の初Liveの日。

バンド名からすぐに想像が付くと思うが、BOOWYのコピーバンドである。

ポスターにもなったし、当日実際に見た人達は印象にも残っていると思うが、俺たちは80%BOOWYコピーバンド『IMAGE DOWN』(DOWN,DOWN,・・・・・・。)である。

最初、ドラゴンロックカフェから手を引いたときこのバンドは、Liveをやる前に消滅してしまうのではとメンバーさえも不安だった、決して順調とは言えない滑り出し。

メンバーは普段はギターで、このためにベースを握ったマツイ。すごくテクニックはあるが、ものすごいシャイで人前では動かないホテイ。雰囲気もバッチリテクニックも持ち合わせているが、肝心なBOOWYの曲を知らなかったタカハシ。普段はギターだし、声量も無くボーカルに向いていない大事なLive前に風邪を引いてしまうヒムロ。

こんなメンバーだが、100%を目指し最終的に80%の完成度のこのバンド。

一度、下見を兼ねて下見をしたものの、実際に音を出すまでは不安が拭い去れないメンバー。

当日の集合時間の18:30を携帯の時計が表していた。

とりあえずホテイ以外のメンバーが集まり会場のセッティングに取り掛かる。

タムの高さ、ハイハットやペダルの位置を調整するタカハシ。

自前のスネアも抜けの良い音を出している。

最初から動かないつもりで自分の立ち位置を確認するマツイ。

音量や運指の再チェックを行う。

ベースアンプのエンブレムには偶然か必然か『WORKING MAN』と、刻まれていた。

もはやこれ以上どうも出来ない歌唱力を小道具や雰囲気でカバーしようという、やり方の汚いヒムロ。

ギター用のリヴァーブやディレイを使い、足元で操作できるようにする。

リヴァーブは通常の歌を歌っているときにONにし、M.Cの最中はOFFにする。

ディレイは超ロングタイムに設定し、キメゼリフの瞬間に踏み込む。

決して広すぎないステージで足をかける位置や体がぶつかりそうな障害物をよけていく。

とりあえず、まだホテイがくるまでに時間が掛かりそうなのでヒムロがギターを弾きながらサウンドチェックを始めた。

元々声量が無く、しかも風邪のため声が通らないヒムロの声をYAHAさんがすぐにチェックし、調整してくれている。

さすがはYAHAさん。

全体のバランスにもアドバイスをくれた。

それにしても、このお店のボーカルアンプ&P.Aは素晴らしい。

紹介が遅くなったが、ここは南7西4北海アバンティビル4Fの『Slow Hand』。

勘のいい人なら、店名の由来がすぐにわかるだろう。

今回は割愛させていただくが。

ハコ的には30人ちょっと着席で収容できるため、IMAGE DOWN初ライブにはふさわしい会場といえよう。

各自、サウンドをチェックしている間にホテイが到着した。

しっかりヘアスタイルも決めていたが、若干緊張を隠せない表情。

すぐにギターを取りだし、サウンドチェックを始めた。

以前にも話したと思うが、俺の持論ではバンドの出来の50%は全体のバランスで決まる。

普段であれば自分でチェックするのだが、今回は店主のYAHAさんに全面的にお願いした。

音を知っているだけに本当に頼れる人物である。

すぐに4人のビートは練習で作り上げたサウンドを再現し、リハというよりもサウンドチェックに力を入れた。

ヒムロもリハとはいえ本番用の衣装を纏い、フリをつけて歌う。

不安定なモニターがぐらついたり、普段足をかけないギタースタンドに足をかけバランスを崩しYAHAさんに謝りながら歌い続けるヒムロ。

振り上げた手が当たるのでシンバル1枚をよけてもらう。

さあて、OPEN15分前となりサウンドチェックを終わらせる。

メンバーの緊張も次第にヒートアップしてくる。

本番前の打ち合わせをする。

これからの流れや、オープニングの準備。

小道具の再チェックを行う。

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