もう2ヶ月ほど前だろうか、今までと全く違う仕事に就いた。
いや、『創る』と、いう事では変わらないのかもしれない。
今から6年以上前だろうか、ウエディングプランナーという仕事に就いていた。
結婚式の予約獲得本数により給料が増減する、珍しいフルコミッション制の収入形態。
最初のころは収入も低く、昼飯は自分で飯を炊きしのいでいた。
とっくに結婚適齢期を過ぎた年齢であったため、友人の結婚式の獲得は難しかった。
当時の結婚式市場はかなり低迷しており、所謂『地味婚』という言葉がはやっていた時代。
ただ、待っていて見学に来たカップルを接客すれば食べていけるという甘いものではなかった。
そこはホテルではなく専門の結婚式場で、場所も中心部からは外れていたためフリーのカップルはなかなか訪れない。
仮に来たとしてもこの競争社会、ここの式場で予約が戴けるとも限らない。
自分の接客レベルを上げるためまず、他のホテルや式場がどのような接客をしているか見学して廻った。
これから結婚をする予定のカップルを装い、とにかくたくさん廻った。
札幌市
内でも1番2番の価格のする某高級ホテルの高飛車な接客や、こなしでなにげなくやっている接客、強引に予約させようとする接客等、たくさん見学しているうちに他式場の『接客レベル』の低さに自信を覚えた。
そこで『自分が話す』接客から『お客様が話す』接客に切り替えニーズを聞き出す質問を重ねた。
極め付けに誰もが思っているキーワードでまとめる。
たいがいのカップルがやりたい結婚式は『人と違ったアットホームな・・・・』と、なる。
そこで、
プランナー時代の俺 「今までの話をお聞きしましたが、結婚式は初めてでよくわからないけど、まず何がわからないかがわからない、でも人と違った結婚式がしたい。と、いうことですよね。」
見学しに来たカップル「はい、そうです。」
これでうなずかないカップルはそういない。
まだ、他にもいろんなテクニックはあるが長くなってしまうのであとひとつだけ。
まず、式場選びの際決定権を持っているのはたいがい女性。
その女性が式場内を案内していて絶対興味を示すものが『ドレス』。
そこでいろんな衣装に目移りしている女性に引っ張られながら、強引に同意を求められている男性の姿を見るのはは日常茶飯事。
そんなカップルに
プランナー時代の俺 「衣装選びのよい方法って知っていますか?」
カップル 「いいえ、どんな方法ですか?」
プランナー時代の俺 「二人きりで衣装合わせに来ないことです。」
カップル 「・・・・・・・。」
プランナー時代の俺 「衣装合わせをしているカップルを見ているとよく目にする光景が、新婦さんが2着のドレスを新郎さんに見せて「こっちとこっちどっちがいい?」と、無茶な質問をします。ですが、なぜか女性はもう答えを持っています。正直、男性にはウエディングドレスは全て同じに見えるし、どちらがいいかなんてわからないので適当に答えます。でも、その指を刺したドレスが女性の気に入っていない方のドレスだったら・・・・なぜか女性は怒り出し、けんかが始まります。」
カップル 「笑」
プランナー時代の俺 「でも、ちょっと冷静に考えてみてください。この新郎さんがこうアドバイスしたらどうですか?「うーん、このドレスはトレーンも長いし、なんたってAラインが綺麗だ。しかもチューブトップが君はよく似合っている・・・・。」正直、気持ち悪くないですか?」
カップル 「確かに・・・・。」
プランナー時代の俺 「ですから、カップルだけで来るのもいいですが、是非お友達やご姉妹、お母さん等・・・女性の方のアドバイスを求めた方がよほどいいです。で、男性はデジカメや携帯のカメラ等でドレスを召した女性の姿を撮ってあげる。これが、いい衣装選びの秘訣です。
ちなみに女性が「こっちとこっち・・・」と、言った最初のほうのドレス気に入っている確立が高いです。」
カップル 「なるほど。」
こんな接客を自分で考えながら結婚式を『創る』仕事をしていた俺。
その後、全く違う業種の会社にスカウトされ『ライフプラン』を創り、現在は独創的な『空間』や『家具』なんかを創っている。
どんな仕事でもその仕事を成し遂げたとき、お客様の喜ぶ顔が見れた瞬間『やりがい』が満たされそのためにしてきた努力や工夫、疲れなんかが一気に吹き飛ぶ、
今、自分の力が活かされる環境で良い会社を『創る』ロケンローラー。
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